無料でPRするために個人店がやるべきことまとめ

お店を無料でネット上でPRするための方法をお伝えします。せっかくブログやtwitterを始めたのに、アクセスが少なすぎる、ビジネスに直接結びつかない、やることが多すぎて手間ばかりかかる、などのストレスを解消したいと思います。

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ECサイトのケースは意識していず、従業員5人以下程度の小規模商店のWeb上でのPRを想定しています。お金は一銭も使わず、必要なのは、インターネットを気楽に見て回る程度のITスキル、時間、目的を達成する真摯さだけです。

目次

  1. Webプロモーションとしての目的
  2. HPやブログなどベースキャンプを持つ
  3. SEOは小手先のテクではない
  4. MEOをやらないのはイモ
  5. twitterは繋がりを公開するもの
  6. 各種ディレクトリへの登録は意外と大事
  7. コンテンツの独自性を意識する
  8. 効果測定と取り組みの見直し

Webプロモーションとしての目的

Web上でプロモーションの目的は、お店によって変わってくると思います。

  • とりあえずHPを持っているという事実があればいい:流されタイプ
  • ブログやtwitterで親密感や風土を伝えたい:ブランディングタイプ
  • ネット上で興味をもってもらって実際に来店してほしい:実利タイプ

流されタイプのお店は結構多いです。それは、更新日付が相当前のまま、デザインが一昔前のもの、ということなどから分かります。ブランディングタイプは、お店のもう一つの看板としてWebを捉え、イメージ作りに活用しているタイプで、営業色はそう強くないものです。実利タイプは、実店舗への来店、購入など実際に利益になることを目的として活動するものです。

また、プロモーションの対象は3つあります。

  • 新規顧客:Webで認知してもらい初来店に結び付ける
  • 既存顧客:リピートに繋げる
  • 両方:新規を呼び、リピートも増やす

例えばチラシならば、新規顧客向けに作る場合が多いですが、Webはその特性上、複数のコンテンツを同時に持てるため、ページを分けることによって両方の対象にアピールすることが可能です。

この記事を見ている方の事情により、目的と対象をいろいろと組み合わせて今後のWebプロモーションの方向性を決めてください。今回は、最もニーズが多いと思われる、実利タイプと両方を鑑み、「お店を知らない人へ新たに知ってもらって、実際に来店してもらい、繋ぎとめ、再度来店してもらえるようなWebプロモーション」を考えていきます。

ちょっと欲張りで高望みな気もするかもしませんが、やる以上、ビジネスに結びつかなければ、中学生の友達日記と同じになり、無限に広がるネットの海に埋もれ、時間と労力が霧散するだけです。

この目的を常に忘れないようにすることが大事です。一気に達成しようとするのは難しいですが、まずは新規向け告知、次は実際の来店、というように少しずつ乗り越えるようにして、長期的な最終目的を遂げるよう継続していきましょう。

実ビジネスとの連携

実務へ入る前にもうひとつ。普段の営業とWebプロモーションを切り離して考えないようにしましょう。Webも、接客中の笑顔や言葉遣いも、プロモーションという意味では同じです。格好良くて有用な内容ばかりのホームページを見てせっかく来店したものの、お店とのギャップにがっかりした、ということがあってはなりません。

大事なのは「一貫性」です。背伸びせず、卑下せず、お店のあるがままを真摯に伝える気持ちで取り組みましょう。実ビジネスとWebプロモーションがひとつの環をなして、気持ちのよいマインドが循環するような構造を作っていくことを心がけたいものです。

HPやブログなどベースキャンプをもつ

私は、高井戸の米屋、コメマルの店主です。2代目で、店頭に立つようになって4年目ですが、最近は売り上げが伸び悩んでいます。契約農家から仕入れた有機米や特色あるブレンド雑穀などに力を入れ始めましたが、あまり変化はありません。そこで、インターネット上でもっとPRして、来店数をもっと増やして、ひいては売上を上げたいと考えています。趣味のF1の試合結果などをネットで検索したり、友人と携帯でメールをしたり、趣味でtwitterをやったりしていますが、コメマルとしてのHPはまだありません。「高井戸 コメマル」で検索してもiタウンページのページが出るだけです。

これは架空のお店ですが、このような状況からWebプロモーションを考えます。

公式サイトを持つことの意味

必ず公式サイトを持たなければいけない、というわけではありません。しかし、まちを歩いていてちょっと気になるお店を発見して、携帯で検索してから入るかどうを決める、というのはよくある話です。コメマルで検索してトップに出てきたページを見て、電話番号程度の情報しかなければ、もしかしたらその人はそのままお店を通り過ぎてしまうかもしれません。

コメマルの店主は高井戸に、お店としての基地(不動産)を持っています。でも、ネット上には持っていません。ネット上にベースキャンプとしての公式サイトを持つ意味というのは、「そのお店を対象に検索してきた人、つまりお店に興味を持っている人に安心感を与える」ことに他なりません。

必ずしも内容が充実していたり、更新がマメであることが重要ではなく、今ここでは、「公式サイトがある」こと自体が大事なのです。

HPかブログか

よく誤解されますが、HPとブログは切り離して考えるものではありません。HP>ブログで、言葉の意味としてはHPはブログを内包し、ブログはHPの種類の一つと捉えるのがよいです。厳密に言えばHPはWebサイトなどと言います。

でも一般的には、HPはお金を払って業者に頼んだり、自分でホームページビルダーやDreamweaverを使ってこつこつ作るもの、ブログはアメブロやココログなどに無料登録して日々のことをつらつら書きこんでいくもの、という認識になっているようです。

別にホームページビルダーで日記を書いてもいいですし、アメブロにメニューやスタッフ紹介などがあってもよいのです。従って、HPかブログか、どちらを始めるべきか、あるいは両方やるべきか、を考えるにあたって検討すべき要素は、「何を伝えるか」のみです。

お店の変わらない外観や内装、飲食メニュー、営業時間、電話番号など静的情報を伝えるならばHP、日々のイベントやサービス情報、親近感をアピールするための日記、ご近所情報など動的情報を伝えるならばブログ、となります。

無料で、ブログ機能込みのHPを作ればいいんじゃない?

コメマルの店主さんはここで考えました。「お店の静的情報も動的情報も両方伝えていきたいなー」

遠方からでも、コメマルの特色ある商品を買いに来てもらう人のために、地図を貼りつけたり、電話番号や店主の顔写真つきプロフィールを載せたい。一方で、数量限定の有機米の残量数や、近所に出来た新しいお店の紹介なども最新情報として追記していきたい。でもお金出してHP作るのは嫌だ。アメブロなどのレンタルブログは広告入るし独自のデザインにしにくい。HPとブログが分かれていて管理が2手間なのが嫌だ。

あります。こんな悩みの解決策。無料で、ブログ機能込みのHPを、素人でも簡単に作ることが出来るサービス。Jimdoといいます。使い方や紹介ページは山ほどあるので御自身で検索してください。公式サイトも分かりやすいです。Webサイトを作るhtmlなどの知識不要で、ドラッグアンドドロップなどで直感的に編集することが出来ます。様々な機能を簡単に追加でき、初心者でも気軽にブログ機能つきHPを作ることができます。

HPを全て業者に頼むとすれば、ドメイン費用・サーバー費用あるいは管理費用などが流動費として、デザイン費用・制作費用などが初期費用としてかかります。合計していくらになるかは各自お見積りください。これらが、Jimdoの場合、広告つきではありますが、無料で簡単に出来ます。

店名検索で1位は必須

店主はJimdoでHPを立ち上げ、Googleの検索欄に「コメマル」と打ち込んでみましたが、結果には表示されませんでした。Googleで1位表示されなければ意味がありません。店主はJimdoに怒りの電話をしようとしましたが、ネット上でいろいろと検索してみたところ、

  • Googleの検索結果に表示されるためには時間がかかる
  • 上位に表示されるためにはSEOが必要

とのことが分かりました。時間がかかるといっても何年もかかる話ではなそうなのでいいとしても、SEOって一体何だ?独自ドメインのほうが有利?キーワードなんちゃら?店主はもう誰に電話したらよいか分からなくなりました。

SEOという言葉、聞いたことあると思います。この話はネット上に山ほど溢れていますし、私の見解を述べるつもりもありません。しかし今回のコメマルのケースでは、サイト名にコメマルを含んで、真面目にコンテンツを作っていけば、Googleが正当に評価して、1位に表示してくれることでしょう。なぜなら「コメマル」というキーワードは一般的でない固有名詞なので、競合するサイトがほぼ無いからです。既に1位のiタウンページのコンテンツは少ないので、コメマルに関する情報全てを集約する新しいJimdoサイトならば、一定の期間後に1位表示が可能です。

しかしある日、コメマルの店主は気付きました。「コメマル」で検索すると、新刊の少女コミック「コメマル」に関する情報がずらーっと羅列されていることが。そのページはコメマルのキャラクターやあらすじなどあらゆる情報満載で、人気のありそうなサイトです。もちろん店名を変えることはできません。一体どうしたら。。。

SEOは小手先のテクではない

まったく、昨今の漫画文化ときたら、けしからん。と、少女コミックの存在を怒っても仕方ありません。世間には少女コミック「コメマル」へのニーズが確かにあり、「コメマル」で検索したときに高井戸の米屋が出てきても面喰ってしまう人が多いならば、Googleは少女コミックのほうを上にするわけです。

ちょっと極端な例ですが、Webの世界において、ネーミングの固有性は結構大事です。もしあなたがある日、長年愛してきた祖父の最後の言葉で、「頼むから、富士という名前をつけてそば屋をやってくれ」と言われたらどうでしょう。店名を「富士そば」とするよりも、「そば富士見」とでもしたほうがよいでしょう。若干パクり感はありますが、遺言を裏切ることは出来ません。これならば店名検索の際に「あちらの」富士そばに流れてしまうことはありません。

では、コメマルの店主はどうすればよいでしょうか。少女マンガの「コメマル」の情報を探している人ではなく、高井戸の米屋の「コメマル」を探している人にHPを見てもらいたいわけです。そこで、「高井戸の米屋|コメマル」というサイトタイトルにしました。すると、「高井戸 コメマル」「米屋 コメマル」で1位表示されるようになり、見事、自分のお店を探している人をHPに導くことができたのです。さらに嬉しい誤算があり、「高井戸 米屋」でも1位に表示されるようになりました。

SEOは、自社を適切に知らせるナビゲーション

確かに、SEOは深遠ですが、商店の方は、SEOについて苦慮する必要はありません。目的を、上位表示するため、ではなく、求める人へ適切にアピールする、としましょう。自社を知っていて求める場合も、知らなくても欲求解決の可能性として求める場合もです。つまり、新規にも既存にもです。

コメマルの店主は、「米屋」で検索してみましたが、自分のHPは出てきませんでした。そりゃそうだ、日本全国でどのくらい米屋があるというんだ、と納得したもののちょっとがっかりしました。実際、「米屋」で1位に表示されるサイトはとても格好よく、内容も豊富で、とてもかないそうにありません。

それはそうです。米屋で検索する人は、米屋と取引したい業者かもしれません、米屋になる方法を知りたい人かもしれません、日本米屋連合のHPに行きたいのかもしれません。そこで「コメマル」が1位では、求める人へ適切にアピールすることができていず、Googleが提供する検索サービスとして失格です。

だから、「高井戸 米屋」で検索して1位ならば、高井戸にも米屋にも興味がある人向けに適切にアピールできているわけですから、高井戸近辺にいる、実際に来店してくれそうな人にはこれ以上ないプロモーションだということです。これがECサイトで、オンラインお米販売もするならば、「オンラインお米販売|コメマル」などとする必要がありそうですが、実店舗がある場合はまず、地名と業種を入れ込むだけで十分です。

SEOについていろいろ書くのは避けます。大事なのは、自社を、求める人へ、適切にアピールすること。その視点ならば、「コメマル」だけでは、知らない人に対して何なのか全く分からず不親切だったことが分かります。「高井戸の米屋|コメマル」ならば、とても分かりやすいです。Web技術的なSEOは山ほどありますが、レンタルブログやJimdoを利用する場合に考慮すべきなのはこの「タイトル」だけ、と考えていいでしょう。

MEOをやらないのはイモ

SEOがSearchEngineOptimizationならば、MapEngineOptimizationがMEOです。検索エンジン最適化に対して地図エンジン最適化とでも直訳できます。

店主は、「高井戸 米屋」で検索した時に、通常と違うタイプの結果が上位表示されていることに気付きました。「高井戸駅(東京) 付近で 米屋 に一致する場所」との見出しで、後にいくつか競合店が並んでいます。

Googleは検索の他にも多彩なサービスを展開しており、GoogleMapもその一つです。その機能の一つでGooglePlaceというものがあり、場所とキーワードを指定して検索することで関連するビジネスを結果表示します。店主のケースでは、高井戸にある米屋がリストアップされたわけです。

店主は気付きました。近所のあの米屋は絶対にパソコンなんて持ってない。なのに何故表示されるんだ。

Googleは、ビジネスの許可無くして、住所と電話番号や業種など簡単な情報をデータベース化して、それをGooglePlaceに表示させています。これにより一般人は場所に紐づく膨大なビジネス情報を利用することができます。飲食店ならば食べログなどの口コミ情報、言及するブログ情報などが付与されることがあります。

イモとは言わないけどすごく簡単で効果大

店主は気付きました。自分のGooglePlaceのページに「オーナーですか?」というリンクがあることを。「うん、店主だけど、、、オーナーだよな」と思いつつクリックしました。書いてあることをよく読んで、適切に情報を入力し、登録をしました。ありゃ?どんな意味があったんだ?

GooglePlaceで、そのお店のオーナーならば、本人確認を自動電話や郵送でしたのち、情報を編集することができます。その内容はとても重要です。

  • お店の名前:HPのサイトタイトルを決めた時と同じ考えで。「高井戸の米屋|コメマル」など、地名と業種名を入れることを推奨します。今のところ。
  • 業種:適切に設定します。欲張ってたくさん入れないように。
  • 説明:なるべく詳細に、地名と業種のキーワードを入れ込み、読み手に興味をもってもらえるような内容で。

入力すべき項目が多々ありますが、その全てを、事実に基づいて正確に、誇張なしに、出来れば画像や動画もアップロードして、盛りだくさんの内容にしてください。

なぜ本人確認するのか?当たり前ですね、誰でもが人のお店の情報を編集できては正確性が担保されませんから。この本人確認でつまづくケースがありますが、ぜひ頑張ってください。

  • 郵送:登録した店舗住所宛てに、後日、Googleより確認の暗証コードが送られてくるのでそれを入力して本人確認します。
  • 電話:こちらの方が簡単です。登録した電話番号宛てに自動音声電話がかかってきます。ちょっと前は英語でしたが今では恐らく日本語です。案内に従います。

このMEO、実店舗を持っている人ならばやらない手はないです。なぜならば、情報を適切に入力することで、「地名 業種」で上位表示される可能性が高くなる傾向が伺い知れる気がする風がどこかで吹いている様子が確実だからです。すみません、あまりめったなことは言えないのでこんな表現です。そんなに手間がかからないにも関わらず効果が高いことから、これをビジネスにしている会社もあります。MEOで検索すれば今やいっぱいヒットします。やがてGoogle側も対策としていろいろアルゴリズムを変えてくるでしょうが、何しろ実店舗を持っているのは強いです。適切に設定して、適切にアピールしましょう。

なお、MEOは比較的ほやほやな概念です。まちいくはプロではなく、Googleのサービスもころころ変わります。設定によっては思いもつかない結果になるかもしれませんがそこは自己責任でお願いします。でも、目的を見失わなければ大丈夫です。

twitterは繋がりを公開するもの

HP作って、ブログもやって、twitterもやらなあかんの?

いいえ。それは間違いです。やらなくてはいけないものではありません。あなたがtwitterをやりたい、そう思った時が、やるときです。twitterは、見知らぬ人と気楽に知り合いになれ、その人の最新情報をキャッチすることが容易です。さらに、mixiにもfacebookにも無い特徴として、Googleなど検索エンジンにひっかかる、「公開制」ということがあります。その特性を把握し、マイペースに、上手に使っていけば、新たなプロモーションツールとして有用なものになることでしょう。

店主はブログを毎日書いています。Jimdoを始めてから2カ月が経ちました。しかし、コメントがつきません。せっかく面白い情報を毎日30分かけて提供しているのに、どうして反応がないのか、もう更新を止めてしまおうか思い悩みました。

もう、ブログにコメントはつきません。メールアドレスを入力するのも、画像認証をするのも、面倒だからです。ブログのコメントもソーシャル活動に含まれますが、人々のソーシャル欲求はSNSへ向かっています。現時点での日本で最も成長性と盛り上がりの高いのが、twitterといってもいいでしょう。twitterは慣れてしまえば本当に気楽で、人の発言へのコメントもとても簡単に行えます。さらに公開制であるため、人とのコミュニケーションのやり取りが、mixiにおけるマイミクであるフォロワーに、全部筒抜け、さらにフォロー関係を結んでいない人にも見せることができます。

お店がtwitterをやる理由はここにあります。新商品の紹介やツイ割、日々のよしなしごとをつぶやくのも良いですが、それだけでは活用度4割どまりです。他の人と積極的にコミュニケーションをとり、お店の社交性を全体に公開し、親しみやすさをアピールするツールとして捉えてください。

twitterを楽しむにはまず100フォロー

と、言われていました。賛同します。数十人のフォロワーでは、タイムラインの移り変わりが鈍く、遅く、あまり楽しくありません。全てを読む必要は全く無いので、まずは100人ほどフォローしてそのTLの混沌さに慣れましょう。始めは現実世界の知り合いからスタートしても、どんどんいろんな人をフォローしてみましょう。

誰をフォローすべきか

100人フォローといっても、むやみやたらにしてしまって、タイムラインが全く興味のないものではこれも面白くありません。twitterは、フォロー関係を良質なものにするために、いくつか画期的な施策を用意してくれています。

  • 自己紹介:あなたも始めに書いたあの文書です。ここで判断します。
  • 検索:自社と同じ地名や業種で検索。例:高井戸
  • フォローしたあとのおすすめ:フォローすると「こんな人もどう?」とお勧めしてくれます。関連性が高く、同様にフォローしたくなる場合が多いです。
  • おすすめユーザー:あなたのトップに表示されているはずです。

フォロワーを増やすにはどうすればいいか

人に好かれる前に人を好きになってください。そうです、先にフォローするのです。そしてもっと大事なことが、「自己紹介をきちんと書く」ということ。これかなり重要です。あなたは、「趣味:釣り」とだけ書かれた人をフォローしたくなりますか?もちろん釣り好きならしたくなるかもしれませんが、それにしても貧弱すぎる自己表現ではないでしょうか。

お店をやっている人はお店を、特に近所のお店をフォローするといいでしょう。同じ業種なら、もしかしたら新しい知見を得ることが出来るかもしれません。もちろんあなたの見解を述べて、それに対する同じプロの返信があっても楽しいものです。

twitterEngineOptimizationなんていう言葉はありませんが、あなたのフォロー関係も、最適化すべきです。何に最適化すべきか、それは、「自社をもっとよくする」ということ。より多くの人に知ってもらう、より深く知ってもらう、ビジネスチャンスを増やす、自分のスキルを高める、人とコミュニケーションをとっていることをアピールする、などいろいろありますが、お店でとっているアカウントである以上、お店のために、もっと言えば自分のために楽しくやっていきましょう。

情報発信でもなく、情報収集でもなく、twitterは情報交流のためにあります。HPでもブログでも出来ないことを、twitterでやりましょう。それがソーシャルです。

各種ディレクトリへの登録は意外と大事

店主は思いました。「コメマル」で検索すると結果が1000件以上。うちのお店も結構有名なんだなぁ。と詳しく見てみると、なんだか住所と電話番号しかのっていない情報ページばっかり。一体これは何だ?

上記GooglePlaceと同じように、現実のビジネスをリストアップするサービスが山ほどあります。それは電話番号と地図だけのシンプルなものから、お店への口コミを表示、言及しているブログを添付したりする凝ったもの、さらにはその場で口コミを投稿できたりするものまで多々あります。調査員が動いているのかどうか、こちらから登録しなくても勝手に表示されていてびっくりするものです。

SEOと直接流入を目的に

基本、これらは無料で登録できます。彼らのビジネスモデルとしては、有料会員になることでより多彩に表現できたりクーポンを載せられたりサイト内で目立つようになる、フリーミアム形態です。無料である程度の力を発揮しますのでぜひ利用しましょう。

情報ページにはベースキャンプのHPを載せることができ、外部リンクとしてのSEOに寄与することでしょう。また、そのリンクをクリックしてのHPへの直接訪問もありえます。

登録すべきディレクトリ

私がすぐに思い浮かんだ有名どころをあげます。リンクはそのままお店情報登録画面へ飛びます。

それぞれ特性も出来ることも違いますが詳細説明は避けます。書いてあることをよく読んで手順を踏んでいきましょう。どこかのタイミングでオーナー認証が入るはずなので、即日公開というわけにはいかないかもしれません。

飲食店における食べログとの付き合い方

これまた深いので掘り下げません。点数制ランキングへの不信、口コミの正誤問題など多々あります。食べログは使い方によって、飲食店のWebプロモーションを大きく左右するもろ刃の剣です。無料登録でもいくつか出来ることがあります。

  • 各種基本情報の編集:電話番号、HPアドレスなど固定のものは自分で編集して、他人に変えられないようにしましょう。HPアドレス登録は必須です。
  • 公式コンテンツの登録:お店からのPR文、お店からメニュー告知、お店からの写真公開。
  • 口コミへの返信:これが運用されているのはあまり見ませんが、上手に使えばtwitterのようにコミュニケーションの公開としてアピールできます。特にプラスイメージへのお礼、マイナスイメージへの真摯な回答などにより如何様にも変化し得ます。
  • アクセス解析:お店ページに来てくれた人の数を表示してくれます。これによりランキングが決定され、目立つ位置に表示されたりします。

食べログがお店にとって絶大な影響力を持つことがあります。無料で出来るありがたい広告だ、という場合と、完全なる営業妨害だ、という場合と。困ったときは原点に立ちかえります。「Webプロモーションは、適切に人を自社へ呼び込むもの」ですので、よすぎる口コミを自分で書いたり、マイナスイメージの口コミに怒りを覚える必要はありません。コンテンツを充実させることで、適切な人を適切に呼び込もうとする熱意は伝わるものです。

無料は手間がかかります。手間を買うのが有料です。お金も手間もかけなければ何も生まれません。普段のビジネスとWebプロモーションを適切に結び付け、一貫性をもってアピールしていきましょう。

とはいえ食べログです。思い通りにいかないのが食べログです。アルゴリズムとの闘いという点でSEOとも似ています。放置という作戦をとらないならば、真摯に良質なコンテンツを発信し続ける、という原則をしっかり踏まえるのが正解かと思います。

コンテンツの独自性を意識する

もうブログ更新疲れた。。。あ、そうだ。Wikipediaの「ヒエ」の項目を拝借しよう。著作権系の難しい話に触れないよう、引用やリンクもつけてと。あとは、普段の気持ちや1日の感想を書いていこう。「今日は台風が過ぎたせいですばらしい天気。こんな日は大売り出しセールをやりたくなっちゃいますね」こんなもんかな。

コンテンツの独自性とは、他にはない、あなたのオリジナルで、読み手に新鮮な印象を与えるものです。コメマルの店主が書いた「ヒエ」の記事は、独自性は全くありません。コピペです。仮に読み手がWikipediaのその項目を見たことが無くても、文体がこれまでと違うしWikipediaからの引用だって書いてあるし、せっかくお店のことを知ろうとしたのにがっかりです。もう2度とHPに戻ってきてくれないかもしれません。

後者の感想文はどうでしょう。お店の親近感をアピールする、という目的には叶っているかもしれませんが、独自性という意味ではどうでしょう。どこか他のお店も書いているような内容では、あまり魅力を感じませんね。ちょっと大変かもしれませんが、世界中であなたしか知らない、あなたしか感じない、あなただけのもつ知見や感動を発信していきたいものです。ここでいうあなたとはお店のオーナーです。あなたのお店が仮にチェーン店でも、それは世界に一つしかありません。そのオーナーならば独自の世界観を持っていてしかるべきです。そこを、書いていくのです。雑穀の最適なブレンドの仕方、高井戸で米屋を続けていることの意味や苦労話、今後の夢など。ブログはWebLogということで日記なんですが、みんなに公開して読んでもらう点で中2女子の秘密日記とは違います。読み手がいることを意識して書いていきましょう。

SEOにとっても独自性は重要

SEOのために生きているわけではありませんね。でもSEOは通過点として確かに存在します。Googleの検索アルゴリズムは、記事の独自性を見抜きます。上記のWikipediaコピーなんかは最たるもので、スパム扱いを受けることさえあります。大量に、機械的にやった場合などです。

でも、ヒエ・アワ・キビのWikipedia項目をそれぞれ一部引用し、自分の独自知見を加え、最後に雑穀とはこうなんだ、のような記事を書いたとしたら、それは再編集された独自性のある記事として評価が上がるかもしれません。ここでの尺度は、新しい価値を生み出せているか、つまり面白いか、ということになります。

ブログのデメリット

もっと前に書くべきでした。ブログは、記事に日付が出ます。また多くの場合、カレンダーがあります。訪問者が見て、たとえ1週間でも新しい記事が無かったら「なんかさびしいな」と感じる可能性があります。またせっかく記事があっても、近所のお花の写真をアップロードしてきれいですね、というだけでは、お花や、そういった素朴な世界観が好きな人以外は物足りなく感じるかもしれません。

そうです。ブログは、更新し続けることを義務づけるシステムなのです。特にアメブロなどは更新を止めるとアクセスが激減する仕組みになっているようです。義務感でつづられたブログほど非魅力的なものはありません。

これを回避するには、カレンダーを非表示にする、更新日付をむりやり消すなど小手先もありますが、心願は、よきコンテンツを定期的に発信することです。自社で投稿周期を決める、1回の投稿に30分かける、800文字以上書く、写真を3枚以上載せる、読み手に有益な情報をまとめる、などルールを決めることのほうが大事でしょう。

効果測定と取り組みの見直し

コメマルの店主はHPをJimdoで作り、ブログも魅力ある内容をこまめに更新し、各種ディレクトリにも登録し、twitterも積極的に活用しています。ある日思い立ちます。「おれのやってることってどれだけ意味があるんだろう?」

最初に設定した目的を思い返します。「お店を知らない人へ新たに知ってもらって、実際に来店してもらい、繋ぎとめ、再度来店してもらえるようなWebプロモーション」となっているでしょうか。

高井戸で米屋を求めている新規顧客へアピールできているか?その人達は実際に来店に繋がっているか?既存顧客をブログやtwitterで繋ぎとめ、新鮮で有用な情報と親密なコミュニケーションにより再度の来店へと結実しているか?つまり、新規・既存ともに、来店へ繋がっているか?

ここで数値の力を借ります。Webプロモーションを始める前と後で、売上の変化を見ます。客数の変化を見ます。客単価の変化を見ます。でもこれではWebプロモーション単体の効果測定にはなりません。

ベースキャンプへの来訪数は向上しているか

ブログもtwitterもSEOもMEOもディレクトリ登録も、ベースキャンプのHPに来てもらうことが第1目標です。これは各種アクセス解析ツールを使えば正確に分かります。Jimdo無料版にアクセス解析はついていませんので、手動で、GoogleAnalyticsというサービスを設定します。この導入や運用は若干ハードルが高いと感じるかもしれませんが、検索調査するなどしてきちんと準備すれば誰にでも出来ます。

GoogleAnalyticsではHPに訪れた人数の日々変化、1度に何ページ見たか、何というキーワードで検索して訪れたか、どこのWebサイトからやってきたか、などが把握できます。無料ツールですがアクセス解析でやりたいことはほぼなんでも出来ます。経由したWebサイトの一覧から、どこのディレクトリが一番目立っているかなど分かります。流入数の少ないディレクトリはもしかしたら文章が稚拙だったかもしれません。「浜田山 米屋」で検索して訪れた人が意外に多かったならば、浜田山には米屋は無いのかもしれません、新たに出店する、ビラをまくなどの次の一手が浮かびます。

定量的、定性的データから有りうべき現実を想定し、それに対してアクションを起こすのです。

Web上での反応測定

HPに来てくれた人の評価はGoogleAnalyticsによって詳細に可能です。では、いわゆる口コミはどうでしょう。インターネット上で、お店がどれほどに話題になっているか。知りたくありませんか?

  • Googleブログ検索:検索窓に店名をいれます。汎用性の高い名詞ならば雑多な結果になりますが、コメマルならば最適な結果が得られます。HPのURLをいれてみてもいいでしょう。
  • Yahooブログ検索:同様ですが、結果はこちらのほうが質が高そうです。
  • twitterの公式検索:twitterは検索ワードを保存できます。自社名は保存し、定期的にチェックするようにします。気になったらRTしたり返信したりしてコミュニケーションをとりましょう。
  • Yahooのtwitter検索:リアルタイムのものしか出ませんが、twitterでの言及度合いが分かります。コメマルで検索しましょう。
  • Topsyによるtwitter検索:twitter検索ならばこれ1本でOKです。コメマルで検索もよいですが、「site:URL」で、HPのリンクを含むツイートが全て検索でき、自社への言及具合がよく分かります。例:site:suginamiku.jp

実際の来店へ結びついているか

いくらベースキャンプのアクセスが増えても実際に来店してくれなければ目的には程遠いのですが、これを測定するのはとても難しいです。ここでWebプロモーションの実ビジネスとの統合、ということを思い出します。お客さんと会話することに慣れ、新規であれば何がきっかけで来店したかさりげなく尋ねるのです。意外と簡単に、検索して気になったので、など教えてくれます。既存に対しても、ブログ更新したんだよねー、最近HPのアクセス増えてさー、など話題をそちらに持っていきます。見ている人は絶対に、「見てる見てる!」と言ってくれます。「そうなんだー」という人はほぼ見ていませんが、もしかしたら次に見てくれるかもしれません。

HPにクーポンなどを付けても良いと考えているお店はもっと簡単です。クーポンを持ってきてくれたお客さんは必ずHPを見てくれたわけですから、クーポン提示率ニアリーイコール来店率といえます。

目的を忘れないで

コメマルの店主はtwitterの面白さに気付き、フォロワーを2000人に増やしました。時々、有名人ツイートに突っ込みをいれたりしています。ちょっと政治的な話題で気になるものがあったらRTもしています。ブログにコメントが付くようになったのも嬉しくて、1日2時間もかけて高度な記事を書いたりして、順調にHPのアクセスも増えています。でも、、なにかおかしいな。

目的を忘れてはいけません。目的は、実際の来店、そしてお店の目的の達成です。お店の目的は、お客さんに満足してもらうことならば、ブログの執筆が頭から離れず、目の前の接客をなおざりにしてしまった、twitter上で政治の議論に忙しく、お店について呟いてくれた人への返信をなおざりにした、などは本末転倒です。

目的さえしっかり認識し続けていれば、ツールに偏ることも、飽きてしまうこともありません。自分の出来る範囲で、効果を実感しつつ、着実に運用していくようにしたいものです。

無料でできちゃうんだから!

お金を払っていはいけません。大きな会社などは、HPを外部発注、SEOかけ、MEOもやり、有料ディレクトリに登録などいろいろお金をかけています。しかし個人店は全て自分でやるべきです、難しくないのですから。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

2 Comments
  1. 初めてコンタクトさせて頂いたシーガル商会の今江と言います。湘南の藤沢で仕事をしています。内容はサイトショップです。今回「まちいく」の内容を拝見させて頂き、自分の考え方の間違えに驚きました。
    只、HPを作れば、とHPを専門業者に頼みましたが、やはり、作れば良い、では、無いのを毎日痛感しています。
    ブログもツイッターも何も知りませんが、1つづつ頑張ってみます。

    • まちいく 3年 ago

      長文にも関わらず読んでいただきありがとうございました。
      やってみると意外と楽しいものです。
      応援しています!

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